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膵臓内分泌腫瘍という稀な謎の腫瘍ができてしまった私の記録です。少しでも誰かのお役に立てれば…。 (※専門家ではないので、書いてあることのすべてが正しいわけではありません。主観も入りまくりです)
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膵臓専門チームのある病院で、膵臓のトップの先生の診察を受けました。

診察前にやっぱりまた腹部超音波検査を受けました。膵臓以外も念入りに見てくれたようです。そしてその結果も見つつの診察でした。

腫瘍の種類の特定はせず、膵内分泌腫瘍というくくりで話を進めました。
この膵内分泌腫瘍が良性か悪性かは、手術前に判断することはほぼ不可能なんだそうです。手術をして腫瘍の細胞を調べてもわからないかもしれないんだそうです。それくらい細胞の顔というものが、良性でも悪性でも似ているらしいです。

そもそも良性か悪性かの判断は、その腫瘍に転移性があるかどうかで決めるようです。
では、現在転移のない私の状態が良性だと言い切れるかと言えば、言い切れないのです。
典型的な膵ガンではない悪性の腫瘍は、進行がすごく遅いらしく、今回手術で完全に切除できても、もうすでにリンパ節やら血液やらで体中にめぐっている腫瘍細胞が、またいつ再発するかは数年たってみないとわからないのだそうです。
4~5年たって再発したとして、初めて悪性だったんだね、とわかるもので、逆に4~5年たって再発しなくても良性だったんだねとも言い切れず、もしかしたら10年後に再発するかもしれない、長期的、というか、一生付き合うことになりそうな腫瘍だそうです。

以上のことを聞いて、両親は

「一生ビクビクしながら生きなきゃいけないのか」

と不安がっていましたが、逆に私は

「進行が遅いなら今回切除すればまたしばらくは平気だろうし、再発したとしてもまた切除すればしばらくは大丈夫」

と解釈しました。これからはきっと頻繁に定期健診を受けるだろうし、健康な人より早期発見できる可能性も高くなります。早期発見なら、臓器も温存で切除できるし、まあ、腫瘍より先回りはできないけどw、すぐに追いつき対処すれば、本当の寿命まで行き続けちゃう気がします。

その後は具体的な手術の内容になりました。
私の腫瘍は膵臓のど真ん中に3cmも幅をきかせています。なので、体尾部&脾臓切除ということになります。なるべくだったら脾臓も温存したい。膵臓も、腫瘍部分だけを切除して尾部を温存したい。

脾臓は温存してもらおうと思えばできるみたいですが、残す方が難しい手術になるみたいです。
そして、万が一、脾臓に転移していたら厄介なので、取ってしまう患者さんがほとんどだそうです。
(脾臓の転移を心配しても、10人に9人は転移していないそうです)それに、脾臓は全摘出してしまっても、気付かないくらい、無くても困らない臓器だそうです。(ごくまれに、肺関係の細菌に感染した場合に、薬が効かなくなることもあるそうですが…。)

それどころか、膵臓を半分切除してしまっても、術後の生活はそんなに変わらないですよ、ともおっしゃっていました。ネットでは、散々、”脂肪分は控えましょう”とか”お酒も控えましょう”とか書かれていますが、膵臓の治療をたくさんしてこられた先生の言うことだから、きっと大丈夫なんでしょう。いい加減な発言をしてるとも思えません。案ずるより産むが安し、術後も普通に暮らせることを願います。



次に手術方法の話になりますが、長くなったので、次の記事にします。




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2009/6/17に膵臓に腫瘍が見つかりました。膵臓内分泌腫瘍だそうです。
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