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膵臓内分泌腫瘍という稀な謎の腫瘍ができてしまった私の記録です。少しでも誰かのお役に立てれば…。 (※専門家ではないので、書いてあることのすべてが正しいわけではありません。主観も入りまくりです)
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引き続き、膵臓専門チームのある病院での診察です。

手術の方法についてです。

開腹と腹腔鏡。

胃腸や肺ではメジャーな術式である腹腔鏡。なにげにうちの会社に5人もいた手術経験者のうち、4人は腹腔鏡で手術を行っていました。1週間で会社復帰した人もいるし、子宮筋腫を切除した人は2日で退院していました。
術後の痛みも開腹よりはましだと言われるし、なにより会社復帰が早いと言われるので、もし可能であれば私も腹腔鏡で受けたいと漠然と考えていました。ただ、腫瘍が3cmもあるし、膵臓の腹腔鏡は悲しいことに保険適用外。無理かな~?となかば諦め気味で先生に聞いたところ、「この病院ではできないが、できるところを紹介することはできる」とのことでしたので、お知り合いで腹腔鏡手術ができる医師を紹介していただきました。

腹腔鏡にしたいと思ってはいましたが、保険適用外、ということは、まだそれだけ安全性が確立されてないということではないか?とも思っていましたので、先生にいろいろ質問してみました。

開腹と腹腔鏡のメリットとデメリット。

開腹のメリットは、なんと言っても歴史が長いこと。それだけ実績もあり、先生も慣れているから時間もそう長くはかからない。傷は大きいけれども、広い視野で生で見ることができるし、手で触って腫瘍や膵臓の硬さを確認できる。保険が適用される。他の臓器に転移していないか視認できる。そして執刀医が、膵臓専門チームのベテラン医師。

開腹のデメリットは、やっぱり傷が大きいこと。大きいから治りも腹腔鏡よりは遅い。内臓が直接空気に触れてしまう。出血が多く、輸血する可能性もある。

腹腔鏡のメリットは、傷が小さいこと。小さいことによって治りも早いし痛みも少ない。カメラで見られるので、患部を拡大視でき、無駄に血管を切ってしまうことを避けられて出血が少ない。臓器を空気に触れさせずに済む。

腹腔鏡のデメリットは、歴史が浅いので実績がない。安全性に不安がある。開腹より手術時間が長い。直に患部を触れないので硬さがわからない。立体視できないので、距離感がつかみにくい。視野がせまい。保険がきかない。執刀医は、腹腔鏡の名医ではあるけれど、「膵臓専門」というわけではない。

などなど、出てくる出てくる比較項目。
どちらも一長一短で、即座にこちらが良い、と決められません…。腹腔鏡を希望していたはずがいったんリセットされてしまいました。


とりあえず1度、紹介していただいた先生にも話を聞いてから決めればいい、ということになりました。


☆ここから私は、2週間近くずーーーーーーーーーっともんもんと迷い続けることになります☆



*************************
こちらの病院の先生は1時間以上も診察をしてくださいました。同じような症状の患者さんをたくさん診て来られたせいか、重苦しい雰囲気がないどころか、ちょっと気楽…過ぎ…る…?感じでした。

「手術は1年以内に都合のいい時にすればいいよ」

と言われましたから。

それはあと1年は転移の心配がないと思っていいのかな?!何を根拠にそう言ってくださるのかな??
そこは聞くのを忘れたんですが、深刻な病気だったら、もっと迅速な対応をしてくださると思うので、ひとまずそこまで心配することはないんだ、といいように解釈することにしました☆


ここに来るまで、4人のお医者さんに診ていただきましたが、みなさん、「あせらなくていい」と言ってくださいます。私は一刻も早く切ってしまいたいと思ってはいるのですが、その言葉のおかげで、最近は怖がることなく落ち着いて前向きにいられます。



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膵臓専門チームのある病院で、膵臓のトップの先生の診察を受けました。

診察前にやっぱりまた腹部超音波検査を受けました。膵臓以外も念入りに見てくれたようです。そしてその結果も見つつの診察でした。

腫瘍の種類の特定はせず、膵内分泌腫瘍というくくりで話を進めました。
この膵内分泌腫瘍が良性か悪性かは、手術前に判断することはほぼ不可能なんだそうです。手術をして腫瘍の細胞を調べてもわからないかもしれないんだそうです。それくらい細胞の顔というものが、良性でも悪性でも似ているらしいです。

そもそも良性か悪性かの判断は、その腫瘍に転移性があるかどうかで決めるようです。
では、現在転移のない私の状態が良性だと言い切れるかと言えば、言い切れないのです。
典型的な膵ガンではない悪性の腫瘍は、進行がすごく遅いらしく、今回手術で完全に切除できても、もうすでにリンパ節やら血液やらで体中にめぐっている腫瘍細胞が、またいつ再発するかは数年たってみないとわからないのだそうです。
4~5年たって再発したとして、初めて悪性だったんだね、とわかるもので、逆に4~5年たって再発しなくても良性だったんだねとも言い切れず、もしかしたら10年後に再発するかもしれない、長期的、というか、一生付き合うことになりそうな腫瘍だそうです。

以上のことを聞いて、両親は

「一生ビクビクしながら生きなきゃいけないのか」

と不安がっていましたが、逆に私は

「進行が遅いなら今回切除すればまたしばらくは平気だろうし、再発したとしてもまた切除すればしばらくは大丈夫」

と解釈しました。これからはきっと頻繁に定期健診を受けるだろうし、健康な人より早期発見できる可能性も高くなります。早期発見なら、臓器も温存で切除できるし、まあ、腫瘍より先回りはできないけどw、すぐに追いつき対処すれば、本当の寿命まで行き続けちゃう気がします。

その後は具体的な手術の内容になりました。
私の腫瘍は膵臓のど真ん中に3cmも幅をきかせています。なので、体尾部&脾臓切除ということになります。なるべくだったら脾臓も温存したい。膵臓も、腫瘍部分だけを切除して尾部を温存したい。

脾臓は温存してもらおうと思えばできるみたいですが、残す方が難しい手術になるみたいです。
そして、万が一、脾臓に転移していたら厄介なので、取ってしまう患者さんがほとんどだそうです。
(脾臓の転移を心配しても、10人に9人は転移していないそうです)それに、脾臓は全摘出してしまっても、気付かないくらい、無くても困らない臓器だそうです。(ごくまれに、肺関係の細菌に感染した場合に、薬が効かなくなることもあるそうですが…。)

それどころか、膵臓を半分切除してしまっても、術後の生活はそんなに変わらないですよ、ともおっしゃっていました。ネットでは、散々、”脂肪分は控えましょう”とか”お酒も控えましょう”とか書かれていますが、膵臓の治療をたくさんしてこられた先生の言うことだから、きっと大丈夫なんでしょう。いい加減な発言をしてるとも思えません。案ずるより産むが安し、術後も普通に暮らせることを願います。



次に手術方法の話になりますが、長くなったので、次の記事にします。




腫瘍があると知らない頃には全然気にも止めなかった程度の不調でも、腫瘍があるとわかった今では
腫瘍が悪性だったのではないか?
転移したのではないか?”
と不安になります。

不調の原因がわからないと怖いです。
その原因を調べるのも怖かったりするんですが、ちゃんと向き合って原因を突き止めれば、治療方法もわかって安心です。ちょっと勇気が必要ですが、放置しておくのもまた怖いのです。どうせ怖いならサッサと済ませてしまった方がいいです。

私も最近以下のような不調がありました。
腕のしびれ
生理が来ない
微熱がある
腹部がうずく時がある

などです。

ひとつひとつ見ていくと
腕のしびれ→豚肉牛肉を食べないせい ビタミンB12不足 運動不足
生理が来ない→思ってた以上に精神的にまいってたようで、2週間も遅れた
微熱がある→生理が遅れたせいで、基礎体温が狂ってたのかも
腹部がうずく時がある→きっと生理前のうずきだったり、ストレッチした後の軽い筋肉痛とか

などと原因が腫瘍ではないことがわかります。
(精神的にまいっているという点では、腫瘍が間接的に原因ではありますがw)

病気になってみて、怖いことも早いうちに向き合っておくことが重要だとわかりました。
向き合ってみると、案外怖くなかったり、それどころか、勉強になっておもしろいです。

学校で微分積分なんてやってないで、こういう生活に密着した勉強をさせた方がいいですよねー。
腕のしびれはビタミン剤のおかげかおさまりつつあります。

でも肩こり自体はあるので、今日はカイロプラクティックに行きました。

そしたら、そこの先生も豚肉牛肉は進んでは食べないとのこと。ビタミンB12のサプリメントを飲めばいいですよと言われました。以前処方されたメチコバールはとてもよいビタミン剤なので、またそれを処方してもらうのも手だよ、ともおっしゃってました。

先生がとても丁寧に施術してくださり、ほぼ1日中パソコンと向き合ってる私は、四十肩になりやすいと注意されました。でも基本的に姿勢がいいので、あんまり状態が悪そうには見えないとも言われました。
(7~8年前に骨盤矯正に通っていたことがあり、その時に姿勢もだいぶ矯正され、日ごろから姿勢は気をつけています)
あと超音波?レーザー?など受けて、結局2時間近く施術をしてもらって帰りました。2時間で5000円は安いですよね!帰りは気のせいか、ひざがくっついたような気がしました。(骨盤が締まった)
今日は、膵臓専門チームのある病院へ初診を受けに行きました。

病院らしからぬキレイな建物で、お金持ってそうなw病院でした。

人気のある病院だからすっごく待つだろうとふんで、朝の8時には消化器外科の受付を済ませ、朝ごはんを食べたり、質問をまとめたりして時間を過ごしたら、9時半にはもう診察していただけました。

家の近くの病院で撮ったCT画像と、血液検査の結果を持って行ったのですが、どうやら、膵臓の専門ではない先生で、改めて膵臓チームのトップの先生の診察を受けなおすことに。
腫瘍が見つかって2ヶ月弱…、ちょっと悠長過ぎる気がしなくもないのですが、

「一刻を争う病気ではない」

と言われたので、それだけ転移などの心配がない状態なんだ、と思うようにしています。

そしてやっぱりこの病院でも採血をして帰りました。女性はもともと生理があるので血がどんどん新しくなりますが、採血のおかげで更に新しい血液になりますね。男性は怪我をしない限り、血が入れ替わることはないのでしょうか?なんかどんどん淀んでいくような気がしてしまうのですが…w。ま、それはいいとして。
前回の7回採血の翌日、風邪のような症状が出たり、動悸がしたり、ちょっと体調が優れなかったので、採血の際に
「採血で貧血になることはありますか?」
と質問しました。
7回くらいの採血量じゃ貧血にはならないそうです。でも、採血されたという気分で貧血のような症状が出ることはよくあるみたいです。気持ちの問題なのかぁ…。
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2009/6/17に膵臓に腫瘍が見つかりました。膵臓内分泌腫瘍だそうです。
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